千反田 える(ちたんだ える)

神山高校生徒。1年A組。印地中学卒。古典部部長。

神山市の四名家のひとつ「豪農」千反田家のひとり娘。家族構成は「祖母・父・母・本人」。一身上の都合により古典部へ入部。肩まで伸びたきれいな黒髪、薄い唇と楚々とした物腰な印象を与えるが、それら全体の印象から離れた一際大きな瞳が特徴。視力は2.0を上回るほか五感に鋭い。

平常時はその外見通りに穏やかであるが、一度興味を引かれることや、納得のいかないことに出会うと、口癖である「わたし、気になります」の声とともに好奇心の権化と化し、大きな瞳を輝かせ、謎に向かって突進して行ってしまう。その際、周囲にいる人間をもそれに巻き込む場合が多い(主な犠牲者は奉太郎である)。が、好奇心にかまけて他人の感情に土足で踏み込むようなことはせず、また、他にするべき事柄があるときは、必ずそちらを優先させるなど、ある程度の節度はわきまえている。一方でお嬢様らしく、世間体を気にするような面を見せることもある。

お料理は非常に得意。抹茶牛乳が好き。お酒とカフェインに弱い(ウイスキーボンボン7個で潰れる)。酔うと笑い上戸となり絡んでくる。2年次は理系を選択予定。